まちなかで鑑賞できる春日部の彫刻

彫刻鑑賞スポットその5 
春日部市役所周辺
  春日部駅西口を下車して藤どおりを直進、3つ目の信号の郵便局を目印に左折して
まもなく、駅から500m程の距離に春日部市役所は位置します。
 正面玄関右手の位置に彫刻「大空」が設置されています。春日部市に在住したこと
もある加藤豊氏のこの作品は市の鳥ユリカモメをモチーフにしたものです。
 そして、市役所近くの東西ふれあい通り西口公園には、「道程」が設置されていま
す。忙しい日常の中で、時には立ち止まり自分自身を見つめることの大切さをメッセ
ージとして制作されたものです。春日部駅東口周辺の彫刻群とは趣きの違った作品です。

   このコーナーの中で、数字が入っている彫刻は「彫刻のある街づくり」で設置
  された彫刻です。
   
なお、作者略歴は、各彫刻が設置された時点のものです


    

 20 「大空」 加藤 豊

 作品寸法(高さ×幅×奥行き)
 220cm× 65cm×65cm

 作品素材 青銅・アルミ


 作者略歴

 1948-山形県に生まれる
 1972-日展入選(76年まで〉
 1973-日彫展奨励賀受賞
      日彫会会友となる(78年退会)
 1977-二紀展奨励賞受賞
      二紀選抜展奨励賞受賞
 1978-二紀会同人となる
 1979-二紀展同人優秀賞受賞
 1980-二紀会会員となる
      現代美術選抜展(文化庁主催)
 1981-第16回昭和会展(日動画廊)
      二紀会会員展準賞受賞
 1982-二紀展会員賞受賞
      個展(鶴岡市藤光画廊)
 1984-第19回昭和会展(日動画廊)
 1985-ニ紀展宮本三郎賞受賞
 1986-現代美術選抜展(文化庁主催)
      二紀会委員となる
 1987-個展(日本橋三越、以後札幌、大阪等で
      個展を開催)
 1989-二紀展文部大臣賞受賞

 作者コメント

  彫刻「大空」は、春日部市の鳥ユリ
 カモメを題材として構想を練ったもの
 です。併せて、市が標榜する「子育
 て日本一」にふさわしいものをと考
 え、少女が、ユリカモメに守られなが
 ら、大空を高く自由に飛んでいるイ
 メージを表したものです。
  空には無限の可能性があります。
 きっと誰もが、一度は自由に空を飛
 んでみたいと考えたことがあるでしょ
 う。
  だから、大空に舞い上がる少女は
 、希望に満ちた明るい未来の象徴
 であり、ユリカモメは何も疑うことな
 く身を委ねられる安心の象徴である
 のです。
  屋外に設置される彫刻は、四季の
 移り変わりの中で、或いは、朝夕の
 光の加減で、刻一刻とその表情を変
 えていきます。彫刻「大空」に込めた
 願いを、皆様が、さまざまな物語とし
 て感じていただければ幸いです。


    

 21 「道程」 伊藤 正人

 作品寸法(高さ×幅×奥行き)
 170cm×280cm×80cm

 作品素材 黒御影石・白御影石


 作者略歴

 1957- 東京都に生まれる
 1980- 一陽展(特待賞)
        以後受賞歴
        (一陽賞、会友賞、野外彫刻大賞)
 1981- 玉川大学(彫刻)卒業
 1982- 玉川大学芸術専攻科修了
 1983- 内閣総理大臣主催 文化芸術貢献者
       の集い招待
 1984- 第一回 大宮野外彫刻展
 1988- 埼玉県展(埼玉県美術家協会賞)
        以後受賞歴
        (埼玉県美術家協会賞、朝日新聞社賞
        高田誠記念賞、美術家協会会長賞)
 1989- 第4回 全国国民文化祭さいたま89
         以後(第6回ちば91、第8回いわて93
        第12回かがわ・香川県実行委員会
        会長賞、第23回いばらき2008、
         第24回しずおか・2009静岡県知事賞)
 1990- 茨城県東海村ふれあいロード彫刻展
 1991- 文化庁主催 第25回
       現代美術選抜展代表
 1993- 文化庁主催 第27回
       現代美術選抜展代表
 1999- 日本真綿協会主催 ビジュアルアート展
 2000- 日本真綿協会主催 ビジュアルアート展
 2002- 第7回 風の芸術展トリエンナーレ枕崎
 2006- 昭和会展招待作家(日動画廊)
 2009- 日美展(銀座ギャラリーせいほう)
 2010- 日美展(銀座ギャラリーせいほう)

設置場所
(埼玉県)富士見市役所、行田市さきたま緑道、
      サトエ記念21世紀美術館、私学会館、
      埼玉自動車大学校、花咲徳栄高校、
      栄東高校、埼玉栄中学校、
      さとえ学園小学校
(神奈川県)秦野市文化会館
(香川県)庵治町城岬公園
(東京都)玉川大学
(鹿児島県)枕崎市市役所前
(秋田県)㈱管与組本社ロビー

大学時代に春日部市西口のモニュメントの制作者で平成22年1月末まで春日部市都市景観アドバイザーを委嘱していた横沢 英一氏に師事していた

 作者コメント

  街づくりに「彫刻」を取り入れること
 で、市民が楽しく交流できる、魅力
 ある「美的空間」を造るお手伝いが
 出来ればとの気持ちで制作しました。
  社会のグローバル化が進み激変
 する時代に生きる我々にとって、一
 寸足を止め、一日を人生を自分自身
 を見つめ、真の自分に返る時間が
 必要なのではないでしょうか。石の
 前で足を止め、その一時を感じて頂
 ければ幸いです。


      

 22 「収穫祭」 清水 啓一郎

 作品寸法(高さ×幅×奥行き)
 134cm×60cm×60cm

 作品素材 黒御影石・白御影石
        真鍮


 作者略歴

 1975- 愛知県常滑市に生まれる
 1998- 久米桂一郎賞受賞
 1999- 東京藝術大学美術学部彫刻科卒業
      サロンド・プランタン賞受賞
       平山郁夫賞受賞
       ソウル大学校美術大学+東京藝術大学
       彫刻シンポジュウム交流展
 2000- 個展/フタバ画廊(銀座)
 2001- 東京藝術大学大学院美術研究科
       修士課程彫刻修了
       東京藝術大学美術学部彫刻科
       非常勤講師(2003年3月まで)
 2002- インターナショナル彫刻シンポジウム
       (イタリア・グアルディア)
       グアルディア彫刻展
       (イタリア・デルポッジオ城)
       個展/フタバ画廊(銀座)
 2003- インスタレーション展/ギャラリー中沢
       (銀座)
       個展/リベストギャラリー創(吉祥寺)
       第9回うしく現代美術展/
       牛久市民センター(茨城県牛久市)
       チャリティーオークション展/
        Takashi Saito Gallery(茨城県牛久市)
 2004- 個展/Takashi Saito Gallery
        (茨城県牛久市)
       個展/リベストギャラリー創(吉祥寺)
       チャリティーオークション展/
        Takashi Saito Gallery(茨城県牛久市)
 2005- 石の思考展/東京藝術大学陳列館(上野)
 2006- 日本医療科学大学校章制作(埼玉県)
 2007- 個展/ガルリエ道(埼玉県所沢市)
 2008- 個展/galleryけやき(表参道)
 2009- 個展/ギャラリー花水木(埼玉県所沢市)
 2011- FOR FOUR展/gallery M(表参道)
 2012- 第62回埼玉県美術展覧会 県知事賞受賞
       (さいたま市)
       21世紀空間思考展/日本橋三越(日本橋)
       第18回十日町石彫シンポジウム
       (新潟県十日町市)
       石彫シンポジウム作家展/
       Gallery 6坪(新潟県十日町市)
 2013- 21世紀空間思考展/日本橋三越(日本橋)

設置場所
(新潟県)十日町市中央印刷所山内商店前
(イタリア)グアルディア

現在
・学校法人城西川越学園 
 城西大学付属川越高等学校 城西川越中学校 
 美術専任教員
・立体造形アーティスト集団「21世紀空間思考」会員

 作者コメント

 「収穫祭」は、人の行き来のある場所で、これから出かける人、帰る人、どちらからも顔が見えるように設置してあります。ねこは家族を、りんごは大切な人を思う気持ちを表現しています。自分の為にりんごを剥いてくれる家族のことを思ったとき、普段の何気ない生活の中にある幸せに気付くことができました。この彫刻を見ることで、大切な人をふと思い、一日を豊かに過ごすきっかけとしていただけたら幸いです。

その他の彫刻

~春日部市立医療センター内~


 
風の門
 大槻 孝之
【作者のコメント】

   4枚の鉄板の構成は、風を切る羽のような形を組み合わせて、中央に空間を作り
 作品
の中を門のようにくぐれるようにしています。それは、作品を周りから観て
 もらうだけ
ではなく自身の体で体感してもらうためです。
  風はそれ自体見えないし形もないのでいろいろなモノを借りて現れます。木々の
 揺れ
や、水面の波となったり雲の流れとなったり、•••••。一人一人が感じる風の
 形は異なる
と思います。そしてこの作品は、それぞれ一人一人の風の形を思ったり
 感じてもらうきっかけとなるような作品であればと思います。
 
 


 
メトロポリス
~未来~
 
伊藤 正人
 2:2:1
~現在~

伊藤 正人
酒船石
~過去~
 
伊藤 正人
 【作者のコメント】

  みちの広場では色々な出会いが想定できますが、ここでの出会いはお互いの相乗効果でプラス思考です。治療中の方は今の自分を直視し、過去を振り返り、今一度、明るい未来に希望や目標、勇気を貰い、元気な方は今の幸せを実感し、過去を振り返り、更に明るい未来への勇気とエネルギーを貰う。
 現在は過去の積み重ねによる現実、未来は現在からの努力で見える希望と目標。「彫刻家の私に何ができるか」自問自答を繰り返し、利用者の精神の健康・メンタルケアーに一助できる空間造りを目指し、広場の中心線上に抽象彫刻3点を配置しました。

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